2025/01/14

べらぼう
作中の台詞でしっかりと、望んで吉原に来るやつなんかいねえ、みたいに言い切っていたのに、吉原を盛り上げる方向に作品が向かおうとしているのは意味が分からなかった。
望んで働きに来る人がいない場所をなぜ盛り上げようとする? そこで働かされている人たちが望むのは、これ以上そこで働かないことではないの?
作品のやりたい方向性というか話の持って行き方と、自分の見たいと思っていたものは合わなそうだなと初回を見て思った。
悲惨さだけを表現するのではないという方針には賛成する。
見ていて良いなと思う場面も一部あるものの。

蔦重と田沼のやり取り(初回)も、なんだか…、政府や制度に頼る前に自分で努力しろ、みたいなメッセージに感じてあまり好感を持てなかった。
ありがたやまの、とか嫌味なく礼を叫ぶ様を見て、きっと自分はついていけないだろうなと思った。

全体的に話の持って行き方が好きになれないのだと思う。
吉原に限らずだけれど、遊廓で働いていた人たちの日常描写には興味がある。