’23-12 書見台
歌川国貞の「江戸名所百人美女」の初心者向け解説本『絵解き 江戸名所百人美女 江戸美人の粋な暮らし』(淡交社)を読んでいると。
「妻恋稲荷」に房飾りのついた見台が出てきた。そこまで詳しくない自分にとっても見台・書見台は特に珍しいものではない。けれど「房飾りのついた」と言われると、そういえばそこまで細かく見ていなかったことに気づいた。
>> 浮世絵検索 https://ja.ukiyo-e.org/image/metro/K1021-047
>> 江戸東京博物館 デジタルアーカイブス https://www.edohakuarchives.jp/detail-7304.html
そこで調べてみると、コトバンクで以下の記述を発見。
❝ 一般に浄瑠璃系の見台は装飾が凝っており、なかでも義太夫(ぎだゆう) 節の見台は漆塗りで形も大きく、金蒔絵が施され、房飾りもついている。
(出典:小学館 日本大百科全書 https://kotobank.jp/word/見台-60821 )
読んでいる「絵解き 江戸名所百人美女」の解説にも、描かれた女性の「職業は浄瑠璃を語る娘義太夫です」とあった。
三味線もだいすき。見ているだけだけれど、いいなあといつも思う。