母と父と甲府へお墓参りに行ったとき、山梨県立美術館にも寄ることができた。
コレクション展Aではミレーとバルビゾン派の作品を、コレクション展Bでは山梨ゆかりの作家たちの作品を、それから「テルマエ展・お風呂でつながる古代ローマと日本の展示」も見た。
バルビゾン派と括られた展示作品へ特に心惹かれたように思う。
- 《ドルトレヒトの月明り》
- Moonlight at Dordrecht
- ヨハン・バルトールト・ヨンキント
- 1872年頃 油彩・麻布
- https://jmapps.ne.jp/yamanashimuse/det.html?data_id=1928
- 中央の一際濃く翳る雲へ一番最初に注意が向いた。
- 雲の薄いところ、厚いところ。描かれた範囲を越える広がりを想像させる。
- 雲の奥は、夜にしては意外と明るく思える青。
- 中央右の教会が目立つ。
- 運河に落ちる月光。風か或いは舟の影響か、水面は細やかに揺れているようである。
- 目にした瞬間ハッとして引き込まれ、一番印象に残った絵画。
- 《嵐の海》
- The Storm by the sea
- ギュスターヴ・クールベ
- 1865 油彩・麻布
- https://jmapps.ne.jp/yamanashimuse/det.html?data_id=1282
- 嵐、斜めに激しく吹きつけている。
- 黒雲から雷も聞こえてきそう。
- 画面左、崖に波が打ちつけて白い飛沫が上がる。
- 目にしたときの圧倒される感じは、はっとする閃きのようなものではなく、「ははあ、これはこれは……」みたいにゆっくり広がってゆく感じで、静かに魅入ってしまい、嵐といっても畏怖や憤怒といったものは感じなかった。
- 《海景》
- Seascape at Cayeux
- ジュール・デュプレ
- 1870頃 油彩・麻布
- https://jmapps.ne.jp/yamanashimuse/det.html?data_id=8700
- 厚い雲は積乱雲のようで、空の約8割を覆っており、流れは速そうである。
- 中央左にセーリングヨットのようなものが見える。
- 画面下、次々と白波。風の強い日なのか。
- 海の遠くは、翳るエメラルドの色。
- 似たような写真を稲毛海岸で撮ったことがあるなあ、と昔を思い出した。

- 《森の中の羊の群れ》
- Sheep in the forest
- シャルル=エミール・ララャック
- 1860頃 油彩・板
- https://jmapps.ne.jp/yamanashimuse/det.html?data_id=3477
- 茶色の羊の毛、もこもこふかふか、という触り心地を想像した。

山梨県立美術館の外観

建物の周りは芸術の森公園、木々と小川の写真

館内のミレーのポスター。壁に掛けられている。

ミレー展のチケット。
背景は「突風」ジャン=バティスト=カミーユ・コロー。
コローは、バルビゾン派の一人で、今回の展示では《大農園》を見た。

テルマエ展のチケット。背景は「兵馬俑と古代中国」展のファイル
2023-10-18