’23-10 山梨県立美術館

母と父と甲府へお墓参りに行ったとき、山梨県立美術館にも寄ることができた。
コレクション展Aではミレーとバルビゾン派の作品を、コレクション展Bでは山梨ゆかりの作家たちの作品を、それから「テルマエ展・お風呂でつながる古代ローマと日本の展示」も見た。

バルビゾン派と括られた展示作品へ特に心惹かれたように思う。

  • 《ドルトレヒトの月明り》
    • Moonlight at Dordrecht
    • ヨハン・バルトールト・ヨンキント
    • 1872年頃 油彩・麻布
    • https://jmapps.ne.jp/yamanashimuse/det.html?data_id=1928
    • 中央の一際濃く翳る雲へ一番最初に注意が向いた。
    • 雲の薄いところ、厚いところ。描かれた範囲を越える広がりを想像させる。
    • 雲の奥は、夜にしては意外と明るく思える青。
    • 中央右の教会が目立つ。
    • 運河に落ちる月光。風か或いは舟の影響か、水面は細やかに揺れているようである。
    • 目にした瞬間ハッとして引き込まれ、一番印象に残った絵画。

  • 《嵐の海》
    • The Storm by the sea
    • ギュスターヴ・クールベ
    • 1865 油彩・麻布
    • https://jmapps.ne.jp/yamanashimuse/det.html?data_id=1282
    • 嵐、斜めに激しく吹きつけている。
    • 黒雲から雷も聞こえてきそう。
    • 画面左、崖に波が打ちつけて白い飛沫が上がる。
    • 目にしたときの圧倒される感じは、はっとする閃きのようなものではなく、「ははあ、これはこれは……」みたいにゆっくり広がってゆく感じで、静かに魅入ってしまい、嵐といっても畏怖や憤怒といったものは感じなかった。

  • 《海景》
    • Seascape at Cayeux
    • ジュール・デュプレ
    • 1870頃 油彩・麻布
    • https://jmapps.ne.jp/yamanashimuse/det.html?data_id=8700
    • 厚い雲は積乱雲のようで、空の約8割を覆っており、流れは速そうである。
    • 中央左にセーリングヨットのようなものが見える。
    • 画面下、次々と白波。風の強い日なのか。
    • 海の遠くは、翳るエメラルドの色。
    • 似たような写真を稲毛海岸で撮ったことがあるなあ、と昔を思い出した。


山梨県立美術館の外観 


建物の周りは芸術の森公園、木々と小川の写真


館内のミレーのポスター。壁に掛けられている。


ミレー展のチケット。
背景は「突風」ジャン=バティスト=カミーユ・コロー。
コローは、バルビゾン派の一人で、今回の展示では《大農園》を見た。


テルマエ展のチケット。背景は「兵馬俑と古代中国」展のファイル

2023-10-18